プレイステーションクラシック」に収録されるタイトルの中で忘れてならないのが『パラサイト・イヴ』です。だいぶ昔のゲームなので若い人にはピンと来ないかもしれませんが、当時はスクウェア(現:スクウェア・エニックス)の注タイトルと言えるものでした。

【大きい画像を見る】スクウェアには「アヤ・ブレア」というセクシーな女性がいた ─ 「プレステクラシック」に収録される懐かしの『パラサイト・イヴ』特集


パラサイト・イヴ』の舞台はニューヨーク主人公女性警察官である「アヤ・ブレア」は人体自然発火現と、その中でなぜか自分だけが発火しないというを追いかけることになります。瀬名秀明氏の同名小説原作で、ミトコンドリアの反逆が大きなテーマとなっています。

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アクションでもTPSでもなくRPGゲームシステム
アヤは警官なのでさまざまなを使って敵と戦うわけですが、となると本作のジャンルは何になるのでしょうか。を撃つからTPS? いや時代的に難しいからアクション? 正解はコマンド選択式RPGです。

確かに本作は敵の攻撃を避けたりするアクション要素もあるのですが、を撃ったりアイテムを使うのはコマンドで行います。プレイステーションの時代はまだFPSTPSに関する染みも薄かったので、こういうジャンルにするのが妥当だったのでしょう。

武器の種類によって射程が決まっていたり、あるいは発射速度・硬直などがあるのも特徴。ハンドガンアサルトライフルグレネードランチャーマシンガンなど、いろいろな銃器が出てくる作品でした。

アヤはとにかくセクシー
さすがにプレイステーション時代だとグラフィックが気になるところですが、それでもアヤスクウェアのお色気担当キャラクターといえるような存在でした。序盤から大きくスリットの開いたドレスを着ていますし、公式コンセプトアートもセクシーさを強調したものが多かったのです。なお、キャラクターデザインはあの野村哲也氏が担当しています。

また、続編となる『パラサイト・イヴ2』ではシャワーシーンムービーが大きな話題になりましたし、さらなる続編の『ザ・サード バースデイ』ではダメージを食らうと衣服が破けるなんてシステムが採用されていました。

ちなみにアヤは設定的に年齢を重ねても見たが若いままなのですが、それもセクシー路線であるがゆえのことなのでしょう。こうして見るとなかなか苦労している主人公ですね……。

カスタマイズできる
前述のようにさまざまな銃器が出てくるところが『パラサイト・イヴ』の魅のひとつなわけですが、それをさらにカスタマイズできるのもおもしろいところ。アイテムを使うと威や射程などが強化できるだけでなく、ツールを使うと特性まで移動させることができます。

コマンドを2回入できる「ダブルコマンド」や各属性はとても役立つため、いろいろな武器から特性を動かして「自分だけの最強」を作った人も多いのではないでしょうか。逆にこのあたりのカスタマイズがよくわかっておらず、連射度を上げまくって泣いた人もいるかもしれません。

◆ミトコンドリアの反逆がマジでヤバい
パラサイト・イヴ』の世界では、ミトコンドリアの変異によってとんでもないことが起こります。前述の人体自然発火現もその影ですし、アヤはパラサイトエナジーという魔法のようなを使えるようになるのです。ヘイストなんかも使えちゃうので、どうなっているんだという話ですよね。

とはいえ強くなるのはアヤだけではありません。ネズミは皮がむけて尻尾が三叉になりそこから炎を飛ばし、ワニ尻尾巨大化してそこからつむじを発するようになり……。ストーリーを進めていくとどんどんとんでもないことになります。

プレイヤーはなぜかガラクタを集めるハメに
本作をやりこんだプレイヤーならば、ガラクタというアイテムが印深いのではないでしょうか。これは名前そのままガラクタなのですが、たくさん集めると素晴らしい武器と交換してもらえるのです。

前述の武器カスタマイズで最強の装備を作ろうと意気込む場合、このガラクタ集めが必要になってきます。カラスからガラクタを盗みまくるアヤの姿がに浮かぶ、なんてプレイヤーもいるかもしれません。

クライスラービルの恐ろしさ
そしてRPGならではの隠しダンジョンがあるのも『パラサイト・イヴ』の魅。実はニューヨーク中にはクライスラービルという隠された場所があり、ここに挑戦すると秘密のエンディングが見られるのです。

しかしビルは77階層もありますし、出てくる敵もなかなか強い連中ばかり。とはいえノーマルエンドとなる最後の巡洋艦を耐えることができたプレイヤーならば乗り越えられることでしょう。真エンドを見れていない人は、プレイステーションクラシックゲームアーカイブスで挑戦してみるのもいいかもしれません。

◆終わりに
パラサイト・イヴ』は今になってみると少し遊ぶのがキツいゲームかもしれません。イベントのスキップがなくアヤの移動が遅いなど気になるところも多く、単純に洗練されていないように見えるかもしれません。

しかし、本作は方向性が独特なのでこれに代わるようなゲームもあまりないですし、続編となる『パラサイト・イヴ2』は『バイオハザード』のようなゲームになってしまったのもあり、今でも印深い一作です。今でも時折「シリーズが復活しないかなあ」と思ってしまうこともあります。【ほかの画像を見る】スクウェアには「アヤ・ブレア」というセクシーな女性がいた ─ 「プレステクラシック」に収録される懐かしの『パラサイト・イヴ』特集

スクウェアには「アヤ・ブレア」というセクシーな女性がいた ─ 「プレステクラシック」に収録される懐かしの『パラサイト・イヴ』特集


(出典 news.nicovideo.jp)


<このニュースへのネットの反応>

画像一枚


そう言えば「パラサイト・イヴ」全然リメイクとか噂すらないよね…版権がらみでややこしい事になってるのかな?


M92FSをフル改造して、クライスラーのボスがゴミのようだった。


最初はまさに「人間VS化け物」と言う絶望的な状況だったけど「競争」を乗り越えた物語終盤はまさに化け物以上の完成体と言う強さにゲームバランスとストーリーがマッチした良いゲームだった。でも連射スキルがマイナススキルってのは騙されたわ。後半弾薬不足だったわ。


この頃の野村はいい仕事してた


キンハ3でも良い仕事してくれるといいんだけどな野村さん。まあこのパラサイトイヴは確かに名作。やったことない人は良い機会かも知れんねクラシック。


クライスラービル最上階登るんだよあくしろよ(・ω・)そしてサードバースデーは続編じゃなくてパラレルと思ってる。あ、3やリメイク待ってます。


続編出るたびに*化していったな pspのなんて誰も覚えてないだろう


この頃のノムリッシュはスクエアの顔と言っても過言ではないくらい輝いていた… 描いたのメインキャラだけらしいけど武蔵伝も好きだったぞ